歯科医におけるHAP

■笑顔からこぼれる白い歯。

HAPは、歯と骨の主成分。歯のエナメル質の97%、象牙質の70%、骨の約60%を占めています。その生体に対する高い親和性のため、古くから化粧品、健康食品、そして医科・歯科の分野に広く応用されています。 歯科医療では、骨補填材やデンタルセメント、インプラントのコーティング材などに使われ、歯みがき剤においては、基剤や研磨剤として、HAPが配合されてきました。

しかしサンギ独自の薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP>は、再石灰化など、エナメル質の修復作用によるう蝕予防効果が認められ、この基剤や研磨剤のHAPと異なります。

■薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP>の超微粒子化

サンギは1970年代米国航空宇宙局(NASA)の歯科材の特許をヒントに、独自のエナメル質修復作用のあるHAPの開発に挑戦し、その超微粒子化(当時は3桁ナノ程度)に成功。

ナノHAP配合歯みがき剤の第一号だった「アパデント」は1980年代に登場し、1985年に「アパガード」ブランドが誕生。1993年、10年に渡る基礎実験と臨地試験のデータをもとにHAPは、新薬用成分「薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP>」として認可され、また2003年に更に超微粒子化し、2桁ナノのレベルに改善しました。

エナメル質を修復 薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP>薬用ハイドロキシアパタイト<mHAP>のナノ粒子の分布