アパガード > 歯の事典 オーラルペディア > オーラルケア > ホワイトニング
ホワイトニングとは白くすることです。歯科で行われる歯を白くする処置もホワイトニングといわれ、処置の方法は大きく分けて2つあります。
1.薬剤を使って歯を漂白する方法
ブリーチングと呼ばれています。ブリーチングに使用する薬剤は、主に過酸化水素や過酸化尿素という物質で、歯に付着した汚れなどを分解することによって歯が白くなります。歯科医院内で行うオフィスブリーチングでは短期間、少数回で効果が現れるように比較的濃度の高い薬剤を歯面に塗布します。
また、歯科医院で作ってもらったトレーを使用し自宅で処置をするホームブリーチングという方法もあり、こちらは繰り返し行う必要があり期間要しますが、安全を期して濃度の低い漂白剤を使用します。
ブリーチングは新しい歯科の技術ではなく、100年以上も前から薬剤によって歯を白くしようという試みが行われていたようで、現在漂白剤として使用されている過酸化水素も、既に1884年に使われていたとの報告があります。
2.歯を削って、人工の歯を装着する方法
歯の表面を削って、薄い人工の歯をその表面に貼り付けて審美性を向上させます。貼り付ける人工の歯は、セラミックス製でラミネートと言われます。
また、歯を一回り小さく削って人工の歯をかぶせる手法もあります。かぶせる歯もセラミックス製でクラウン(オールクラウン)といわれます。過去に金属を使用して治療した歯やその周辺が変色した場合はこの処置方法がとられているようです。
なお、ホワイトニングは医療行為ですので、専門の歯科医師にご相談ください。
Copyright © SANGI CO.,LTD. All Rights Reserved.