ホワイトニングとは?
文字通り歯を白くする処置のことです。歯科で行われるこの処置には、大きく分けて2つあります。
1つは薬剤を使って歯を漂白する処置で、ブリーチングと呼ばれるものです。主に過酸化水素や過酸化尿素の薬剤を使用し、歯に付いた着色汚れなどを分解することで歯を白くします。
もう一つは歯を削って人工の歯を装着する方法です。セラミック製の人工の歯を装着することで、審美性を向上させます。
ホワイトニングの種類とそのメリット・デメリット
■オフィスホワイトニング
(治療費:歯1本につき2千~1万円)
高濃度の薬剤を歯に塗り、光を当てて薬剤を活性化させることで歯を白くします。
歯科医師・衛生士による治療なので安心感があり、高い即効性を見込めます。その一方で、歯の色の戻りがやや早い傾向にあり、ホワイトニング当日は知覚過敏になったり歯が痛んだりすることも。

■ホームホワイトニング
(治療費:マウスピース制作料込で2~5万円)
歯科医院でマウスピースを作り、自宅でマウスピースに薬剤を入れ、6~8時間の装着を数週間続けることで歯を白くします。
低濃度の薬剤を使うので安全であり、前歯から奥歯まですべての歯を白くします。一方で、効果が出るまでに時間がかかり、マウスピースに違和感を感じてしまうことも。
■ラミネートベニア
(治療費:1本につき6~12万円)
歯の表面を削って、薄い人工の歯を表面に貼り付けることで歯を白くします。治療期間が短く、歯の色の戻りがないのが大きなメリットである一方、少量では
ありますが健康な歯を削らなければならず、治療費も高額です。
■オールクラウン
(治療費:1本につき8万~15万円)
歯を一回り小さく削り、見た目が良いセラミック性のクラウン(人工の歯)をかぶせることで歯を白く見せます。
ラミネートベニアと同様のメリットで、歯のバランスを整えることができるかもしれませんが、その一方で、健康な歯を犠牲にし、ホワイトニング治療の中で一番高額な処置になります。
ホワイトニングは医療行為なので、希望される場合は専門の歯医者さんに相談しましょう。
また、ホワイトニングは歯を白くするには有効な手段ではありますが、デメリットがないわけではありません。このデメリットもよく理解した上でできるといいですね。
アパガードのように毎日のケアで歯をみがきながらエナメル質に働きかけ、むし歯を予防し、本来の健康的で美しい白い歯を目指すという手もありますが、ホワイトニングの処置を受けるなら、信頼できる歯医者さんを選びましょう。