歯の基礎 | APAGARD

ORALPEDIA 歯の辞典 歯の基礎

歯に関する基本的な事柄を集めたカテゴリーです。

  • エナメル質えなめるしつ

    歯冠の一番外側、表面を覆う部分。エナメル質(えなめるしつ、Enamel)は、人体の中でもっとも硬い組織です。
    このエナメル質、象牙質歯髄の3層構造で歯はできています。その色は半透明で、歯が白く見るのはエナメル質の下にある象牙質が透けて見えるためです。エナメル質の厚みには個人差がありますが、だいたい2~3ミリ程度です。

    エナメル質
  • 再石灰化さいせっかいか

    再石灰化とは、お口の中で常に起きている現象です。歯を脱灰から守る唾液の自然治癒のメカニズムです。ミネラル損失のため、その結晶構造がすかすかになっている歯の表層下脱灰層 (初期むし歯)に対して、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。

    再石灰化
  • 歯垢しこう

    歯みがきをさぼったときに歯の表面がネバネバします。それはむし歯の最も重要な原因である歯垢の形成によるものです。歯垢は近頃、「プラーク」や「バイオフィルム」と呼ばれることもあります。その正体はむし歯菌や歯周病菌の塊で、1gの歯垢の中には約1000億個以上の菌がいるといわれています。

    歯垢
  • 歯髄しずい

    「歯髄」(しずい dental pulp)とは、俗にいう歯の神経のことです。
    歯の中心に位置し、象牙質で囲まれた歯髄腔にあります。
    歯髄腔とは歯の神経である歯髄が入っている腔所です。

    歯髄
  • 象牙質ぞうげしつ

    歯の中層の象牙質(ぞうげしつ、dentin)は、その人の歯の色(歯の白さ)の基本調を決めます。
    それは半透明のエナメル質を通して、透けて見えるからです。

    象牙質
  • 唾液だえき

    お口の中では、唾液が重要な働きをします。口腔内を潤滑するだけでなく、唾液はその水分と分解酵素によって、私達の食べ物の消化を助けます。またお口から細菌など様々な病原体が体に入りますが、免疫グロブリンや抗菌酵素を豊富に含む唾液は、微生物などによる感染を防御し、口腔粘膜を保護する働きもあります。

    唾液
  • 歯の構造はとても複雑です。皆さんが笑う際、白く見える部分はそのほんの一部です。
    歯茎の下にはしっかりと根がはっていて、食べ物を切ったりかんだりする強い力を与えています。

    歯は口腔内にある食物を咀嚼する第一器官です。また人間の体の中で、一番の硬組織です。

    歯
  • 歯のつやはのつや

    “つや”というと最も身近に思い浮かぶのは、髪のつやです。1本の毛は3層となって、中心のメデュラ(毛髄質)、その周りのコルテックス(毛皮質)、外層のキューティクル(毛表皮)からできています。

    歯のつや
  • 歯の白さはのしろさ

    クレオパトラ、楊貴妃、小野小町といえば、世界の美人の代名詞ですが、その中でも楊貴妃の美しさを称える形容詞に「明眸皓歯」(めいぼうこうし)という言葉があります。
    「明眸」とは澄んだ瞳、そして「皓歯」とは白く輝く歯のことで、楊貴妃が活躍していた唐の時代から歯の美しさが美人の条件だったことが分ります。

    歯の白さ

CATEGORY

カテゴリーから選ぶ